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【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】


[867]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/12/20(火) 00:19:39 ID:???

F 勇儀が引き抜かれた件を話す



萃香「そいじゃ、グラスも揃ったところでさっそく! ぐいっ〜と!」
松山「はは……(あのメイドさん表情引きつってたな……練習試合もあるし呑むのは控えめにしよう……)」

何より自分は未成年と、外の世界の良識で自分を戒めながら、松山は思い出す。
萃香を見つけ、語らいを始める前に、松山を部屋に案内したメイドが巡回中に広間からの声を拾いやってきたのだ。
不許可で鏡開きされた酒樽を見て、メイドが何事か言う前に、萃香が松山の分の酒器もってきてと頼んだのだ。

萃香「あ〜〜〜? もっと景気よくぐいぐい呑みな! 私と一緒に飲む酒はまずいと〜ひっく」
松山「(早めに萃香さんが耳傾ける話を切り出したほうがよさそうだ……)」

松山は、ここで萃香が気にしてたであろう、彼女の同胞の鬼である星熊勇儀の現在について話し始めた。
敗戦後からこの地霊殿で働いてたこと……は、特に驚きを示すどころか、何やらくすくす思い出し笑いをしてたが。

萃香「何だって!? じゃあミラクルカップで、勇儀の奴ともっぺん戦う機会回ってくるかもしれないんだ!?」

その喜びようは、話を振った松山が呆気に取られる程で、酒を口元に運ぶ事すら忘れて萃香は瞳を輝かせた。

萃香「その、光、ありがとうね! 勇儀の奴にもう一度、真っ正面からぶつかり合える機会を用意してくれて!」
松山「いや礼を言われることでもないよ。 俺もただ、はっきりと決着をつけておきたかっただけだから」
萃香「そうかぁ……うん……それなら……よかったょ」
松山「……?」

萃香が小声で聞き取れない呟きを残して俯いたのを、松山は訝しみ……
ふと、普段豪放で明るいチームメイトどんな表情をしてるか気になり、覗き込もうとするより先に。
萃香ががばっと、酔った赤い顔を上げる。



0ch BBS 2007-01-24