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【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】


[955]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/12/28(水) 00:14:29 ID:???

いつの間にか、すっかり聞き役になってるのに気付きながらも、松山は萃香の言葉に耳を傾けざるを得なかった。

松山「有利? 俺にそんなものがあるのか?」
萃香「んん? ……案外、自分じゃ気付きにくいものなのかな?
    簡単さぁ。 光には、中央に君臨して如何な状況だろうとオールラウンドに活躍できる能力がある。
    私を抜ける攻撃力に、勇儀を封じる守備力。 両方兼ね備えてる選手は幻想郷でも稀だよ?」
松山「(言われてみれば……そうだが……)」
萃香「サッカーにおけるどんな勝負でも、誰が相手でも、〜互角以上から若干不利〜程度にしかならない。
    そう考えたら紫の魂胆も透けて見えてこないか?
    SSPを目指して、勝ち残れるのは全てにおいて優れた一握りの強者だけって。
    現在のシュートとカットに優れながら弱点のない光。 ドリブルに傑出して弱点もなかった霊夢みたいにさ」

ここまで聞いて松山は思い違いに気付いた。
萃香が語ってるのは、戦略面の主張でもなんでもなく……。

松山「(あぁそうか……。
    萃香さんは、俺がSSPになるという言葉と、俺の実力なら勝てることを信じてくれている。
    ただそれだけのことだったんだな……)」

あんなにも身近だった寄せられる信頼にも無縁で。
独りだった期間が長すぎたのかもしれないと〜松山は自嘲した。

萃香「ぁん? 何だい神妙な顔して私の顔じっと見て……」
松山「いや……何でも。
    解ったよ萃香さん。 俺はどんどん勝負を仕掛けて、誰にも追いつかせず勝利の山を築いてやる!」
萃香「……うん。(私の希望はまさしくそれさ。 光ならきっと、誰が何の小細工しなくても勝ち進める。
    紫には紫の思惑があるみたいだが……私には関係ない。 絶対私が……)」



0ch BBS 2007-01-24