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キャプテンブライト9


[205]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/10/04(火) 02:54:52 ID:ncdV6pcA
蘭「ま、まあオイゲンさんのことは想定内として。マルジュさんの魔法なら、ある程度は戦える数値(13)ね!」
 だがマルジュは、力なく首を振る。
マルジュ「すまない…僕は残りガッツの問題で、もうヴンダーガストは使えないんだ…」
蘭「どんだけ燃費悪いのよ!? ってか、切り札を無駄な場面で使わないでよ!!」

イーディ(実況)「ボールは11番がカット! 11番くん、そのまま後ろのアンディさんにバックパスです」
リュウ(解説)「怪我から復帰したブランクはありますが、アンディさんの経験は相当高いものがあります」

アンディ「久々に出番だっ!」
蘭「(パス…? いや、ワンツー!? 私の、今の『チューリップ』じゃ当たらないかもしれないけど…!)」

 無反動砲『チューリップ』自体は優秀な兵器だが。蘭は銃器は苦手である。そもそも命中率は高くない。
 それも静止した姿勢で、静止した目標を狙うならまだしも。
 自分は防御に向かうため走りながら、遠い空中のボールを叩き落すことは難しい。
 しかも今セットされている弾頭は通常弾だ。対空迎撃に威力を発揮する散弾ではない。
 それでも蘭は、一縷の望みをかけて『チューリップ』を撃つことにした。威嚇の意味もある。

 だって。今はセンターライン付近なのに。WB隊の両サイドにはもう誰もいないのだから…


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0ch BBS 2007-01-24