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キャプテンブライト9


[27]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/18(日) 02:53:16 ID:/H3lkCNI
遥か昔のことに思えるが、一ヶ月ほど前のことだ。ティアナが職場から自室に帰って休んでいると。
突然、十数人の警官が部屋に雪崩れ込んできて。ティアナは彼らの警棒で滅多打ちにされた。

…魔法使いが抵抗する場合もあるから、逮捕の時は慎重に。そういう決まりがあるのは知ってるけれど。
これは「慎重」とかいうレベルじゃない。数人がかりで抑え付けられ、手錠をはめられた。

 ティアナ「私が、私が何かしたんですか!?」
『抵抗の意思あり、だ。射殺にしたいが…』『やめろ、薬物が絡んでる。殺すのはいつでもできる』
そこで警察のリーダーらしき男は、事務的に喋り始めた。これからの発言は裁判の証拠となるとか、黙秘する権利とか。
でも、待ってほしい。そもそも、私が何かしたの!?

『発見しました。やはり白い粉です。かなり大量ですね』
 ティアナ「え? 何、その荷物? 私、知りません! …うあぅッ」

また殴られた。続いて、もう一撃。さらにもう一撃。

『お前らが白い粉を売るから、小さな子供まで手を出して…! 俺の甥っ子もだ!』
『お前らバイヤーが、どれだけの人間の人生を狂わせてきたか、わかってるのか!?』

また殴られた。何度も何度も殴られた。何度も何度も。
…誰も、とめてくれない。
それどころか次々に殴ってくる。

 …警官に限らない。
 人間は。『正義』や『正しいこと』をしている時は、絶対に罪悪感を感じない。微塵もだ。



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