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キャプテンブライト9


[92]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:05:39 ID:dNxKCxxY
それよりも。ようやく機動六課に戻れたのだ。ここで手術なんてしたら、また脱落してしまう。

ドアのチャイムが鳴った。見てみると、親友ウェスちゃんの顔。急いでドアを開ける。
 ティアナ「ウェスちゃん。どうしたの?」
 ウェス「ティアナちゃん。…近くまで来たから、なんとなく」
 ティアナ「メールでもしてくれれば、何か準備できたのに」
 ウェス「ふふっ。いらないわよ、そんなの」

彼女は私と性格が正反対だ。開放的で外交的だった私と、内向的でお淑やかだったウェスちゃん。
あまり喧嘩になったことがないのは、そこにも原因があるのかもしれない。
好きな男の子が被らなかったことだけは、神に感謝したい。

 ティアナ「でもウェス、いいの? こんな、犯罪者っぽい女のトコに来て。お家柄的に」
 ウェス「もう…。結局は無罪だったし、また時空管理局で働けるんでしょ?
  警察に捕まること自体が、そもそも何かの間違いよ。冤罪よ」

 ティアナ「なんだかそのへん、結局よくわからないのよね…。でも、今となってはどうでもいいわ。
  ただ一ヶ月、トレーニングどころか動けなかったから、機動六課で出遅れちゃうのがイヤね。…つッ!」

アタマの奥が響く痛みだ。でも大丈夫。我慢してれば、すぐに収まるから。


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