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キャプテンブライト9


[99]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:17:45 ID:dNxKCxxY
目を覚ました時は、薄暗い部屋の一室だった。
思い出したくもないけれど、両手首に懐かしい感覚がする。
見なくてもわかる。手錠だ。それも、魔力ごと封じ込める手錠。
並みの魔法使い…少なくとも今の私では、これをつけられたら魔法はほとんど使えない。
 ティアナ「ッ!」
起き上がろうとして、首のあたりが突っ張った。
…手錠は、警察の取調べで慣れている。でも。
警察でも。いや、警察だからこそ。人間の首を鎖で繋ぐような扱いはしない。

 ティアナ「(こ、ここは…イストちゃんは!?)」

薄暗いが、部屋には電気が燈っている。イストちゃんは、私のすぐ横にいた。
眠っているが、私と同じように手錠をされて。そして首輪で鎖で繋がれてるのは…おそらく私も同じ。
部屋の中には、もう一人いた。椅子に座って不機嫌そうにこちらを見ている若い男。
運転手さんだ。
ただ、さっきまでの優しそうな笑顔はない。澱んだ瞳でこちらを見ている。

 ティアナ「運転手さん? これ、どういうことなの!?」
 運転手「アンタ、もう起きられるのか!? クスリが効きにくいのかな? しかし今日は本当にツイてない…」
 ティアナ「え?」
 運転手「あんたにも簡単にわかるように言うと。俺たちはそこのイストお譲ちゃんを誘拐したわけ」
 ティアナ「誘拐!? できるわけないわ。あなた、この近くに、どれだけの魔法使いがいるかわかってるの!?
  いいえ、数だけじゃないわ。Aランク以上の魔法使いの数…」


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