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【ラグナロッH】キャプテン霊夢13【始まるは今】


[981]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/10/20(木) 00:01:15 ID:???
チルノは非常に憤慨していた。その理由は言うまでもなく、先の霊夢たちとの試合の惨敗である。
冬の状態のチルノは他のどの季節よりも強い。それなのに、シュートは何本撃っても入らず、
ドリブルは守備の苦手なメルランや空にまで止められてしまう始末。

頼みの綱のアイシクルHも1発目はDFに防がれ、2発目はあっさりキャッチされた。
そして試合結果は6−0。経過はともかく、結果を見れば間違いなく大惨敗だ。

チルノ「あたいはサイキョーの筈なのに……なんで負けなきゃいけないのよ!」

ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!

チルノの怒りに呼応するかのように、辺り一面の気温が急激に下がり、吹雪が舞う。

大妖精「(ガタガタガタ)ち、チルノちゃん、寒い、寒いってば!」
チルノ「……あれ?大ちゃん?いつからいたの?」

すぅっ

大妖精の姿を見て少し落ち着いたのか、チルノの周りの吹雪が止む。
大妖精はまだ寒そうに両手で体を抑えている。

大妖精「ついさっきだよ。チルノちゃんにお願いがあって」
チルノ「あたいに?……大ちゃんからって何か珍しいね」

チルノの方から大妖精を誘うことはいつものことだし、大妖精も余程のことがない限りはそれは断らない。
だが、大妖精の方からこうしてチルノを誘うのはこれまで余りなかった。
(ただ単に大妖精が誘う前にチルノの方から遊びに誘っているだけだが)


0ch BBS 2007-01-24