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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
[216]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/10/07(金) 18:53:14 ID:???
>>178の続きから
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不可思議な状況において疲労感だけは確かな三杉は、片桐の言葉に甘えて意識を落とす事にした。
再び目覚め、片桐との間に言葉が交わされるその時まで…
暫しの間、世界に何が起こったのかを語る事にしよう。
時間軸はほんの少しだけ遡る。
事件の発端、その中心地はイタリア・トスカーナ州のアレッツォ地方…
フィレンツェの中心から南東に一時間ほど離れたこの場所で起こった。
蓮子「あそこが世界の中心かぁ……本当かねえ?」
秘封倶楽部の中心人物の一人、宇佐美蓮子は言葉に疑問の色を隠さず呟いた。
うん、いや、私の事なんだけどね。
手をつなぎ隣で歩いているメリーと顔を見合わせ、同じタイミングで首を傾げる。
城壁に囲まれた小さな田舎町のアレッツォ。
まあトスカーナ州の町の一つらしく、ルネッサンスを色濃く残した場所なんだけど…
間もなく私達が到着するのはそんな田舎町を更に外へ飛び出した、文字通り何にもない盆地。
周囲が山地に囲まれているせいか、所々に大きな岩が転がっていたりするくらい。
この丑三つ刻、人工の灯りなんて勿論ないけれど、上を見上げれば広大な星空が存在している。
星の明りがこれほど明るいとは、この私もちぃとばかり驚いた。
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0ch BBS 2007-01-24