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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】


[472]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/31(月) 20:49:50 ID:???

三杉が病院に到着してから100分が経過していた。
“手術中”のランプは消える事なく、赤い嫌な光を発生させ続けている。

三杉(もう何時間も経った気がするのに・・・・・・手術はまだ終わらないのか?)

監督の無事を祈る時間と、不安によって訪れる嫌な想像を掻き消す時間に比率は約3:1。
もしもの事を思わず考えそうになるが、その時は血が出そうなほど拳を強く握り、不安を痛みで誤魔化していた。

・・・そんな時、向こうの角からコツンコツンと複数の足音が聞こえてきた。
顔を上げてそちらの方向を向くと・・・白衣を着た医者と、ジョアンコーチが歩いて来ていた。

三杉「ジョアンコーチ・・・」

三杉がその名を口にしたのを皮切り、手術室の前に居た人間が一斉の言葉を発し出した。
「コーチ・・・」「コーチ、監督が・・・!」「どうしたら・・・」と不安そのままの声が響き渡る。
それを受けたジョアンは表情に弱気な顔を見せず、こう口にしたのだった。

ジョアン「お前達・・・選手もスタッフも今日はもう寮に戻れ。
      まだ手術は3〜4時間かかる、このままではお前達が倒れるぞ。」

冷たく聞こえるくらいの冷静さで、ジョアンはこれを言ってのけた。
まるで監督の事を心配していないのではないか、と疑ってしまいそうなジョアンの態度に三杉は・・・



0ch BBS 2007-01-24