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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】


[63]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/01(土) 14:51:38 ID:???

今できるコーチングはこれで全て終了となった。
2人とも劇的な成長とはいかない物の、対時間効果としては良い成果と言える。
この結果に首を傾げている者が一人。

岬(三杉くんの実力は一体どうなっているんだろうか?
   岩見のコーチングで、ある程度見切ったと思ったんだけど…)

そう、岬は岩見に対するコーチングを見て三杉の程度を推し量れていたつもりだった。
それによると、山森ほどの実力者が相手では大した成長を促す事は出来ない筈だったのだ。
しかし予想に反し、三杉は(思考時間が長くなった物の)岩見の時と同程度の成長を山森に与えたのである。

岬(ブランクもあるし、三杉くん≧山森>岩見くらいの物と考えていたけど…
   三杉くん>山森>岩見…と言う事になるのか? IHで全国大会はおろか予選にも姿の無かった彼が?
   そう言えば、コーチングの内容も所々実践的過ぎた気がする…
   試合から離れていて、あんなコーチングが出来る物なのか?)

岬の疑問は思考を重ねるにつれて深くなっていく。
それと共に、何やら危機のシグナルが鳴り始めている気もしてきていた。
日本サッカー協会の利権をいずれ手中に収めたいと考えている彼は、自分が日本サッカーにおいて
知名度、実績、人柄の面で名実ともに“功労者”という立場にならなかればいけない。
その為には強くあり過ぎず、しかも決して欠かす事のできない実力を人々に示し続ける必要があった。

『しかし、それが通用しない人間が存在するのではないか?』

そういう危機感を、具体的にではないにせよ岬は感じ始めているのだ。



0ch BBS 2007-01-24