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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
[676]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/14(月) 20:18:22 ID:???
> 夜イベント→ スペードK
> 《K》 グラウンドに一人、新田が左足だけでボールを操ろうと頑張っている。
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三杉は寮の外へ、夜道を散歩しに出かけた。
何か別段目的がある訳でなく、強いて言えばシステムを考えるのに使った頭を冷やす為に。
喧騒はほとんどなく、静かなフィレンツェの夜は三杉の疲れた頭を好く癒した。
三杉(気温は高いけれど、吹く風が何とも涼やかで心地良い。
・・・だが、こうしていて良いのだろうか? テストマッチはもう明後日だが・・・)
熱が冷めてくると、同時に現状も見えてくる。
今後フィオレンティーナというチームがどうなっていくのか、新しい監督とコーチは誰なのか?
そしてバンビーノと中山の後釜に着く選手は一体どうなるのか?
バンビーノの穴を埋める選手については一応の充てが無い訳ではない・・・が、それはまだ希望的観測の範囲内。
このようにまだ検討が出来ない不安要素が、フィオレンティーナには噴出している状態だ。
チームが徐々に・・・そして突如にズタズタになっていく気がして、三杉の心はザワついていた。
ザッ・・・! トンッ・・・
三杉(うん? この音は・・・・・・)
心配が胸に膨らみつつあった三杉だが、突然耳に飛び込んでいた音がそれを忘れさせた。
それは地面を蹴る音、ボールを蹴る音・・・・・・こんな遅くなった時間に聞こえてくる物ではそうそうない。
三杉は微かに聞こえる音の方向へ、導かれるように歩いていた。
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0ch BBS 2007-01-24