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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
[678]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/11/14(月) 20:20:58 ID:???
新田「うおおぉぉぉぉっ!!」
ドガアァッ!!
新田が蹴り上げたタイヤが大きく動いた。
タイヤを吊り下げているチェーンが、ジャラジャラと金属音を立てる。
この特訓を始めてもう数日・・・左足のキック力は徐々に上がってきている気がしていた。
新田「でも・・・まだだ、こんなんじゃ実戦じゃ役に立たない!」
新田は悔しかった。
コッパ・イタリア・プリマヴェーラの決勝戦、FWというポジションにあって1得点も挙げられなかった事に。
勿論チームが勝利した事は嬉しい、自分が全く役に立たなかったとも思わない。
だがFWである以上、1試合のゴール数が0であるのは悔しい現実に違いなかった。
それ故に彼は優勝の栄光にも満足せず、自分の身体を更に虐め抜こうと今尚足掻いている。
しかしその足掻きは決して無軌道な、目的のハッキリしない物ではなかった。
準決勝での後半10分、ブンナークが2点目を挙げた際、かのキャプテンが落ち込む新田に助言をくれたのだ。
それはハッキリとした指示ではなく、新田に考えさせる物・・・禅問答のような助言だった。
『シュートは強いものだけとは限らない。 要はDFにブロックさせず、GKに触らせなければいい。』
『強さを得た今だからこそ、強さではない物が武器として成り立つ。』
言われた時点では全く理解不能な言葉だった。
しかしその言葉に向き合い、考え抜いた結果として今の特訓がある。
新田はこの特訓を経て、左足を右足と同様に使えるようになった時のビジョンを既に得ていた。
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0ch BBS 2007-01-24