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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】


[810]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/24(木) 20:04:18 ID:???

フィッツウォルタ「………」 フゥー

フィッツウォルタは、カルバリョが吐いていたのは違う…本当に深刻な溜め息を吐く。
いま彼が向かっているのは、自分の部屋に通じている廊下へではなかった。
逆方向…選手達に割り当てられた部屋ではなく、スタッフの部屋であった。
やがて彼は一室の近くで立ち止まる。 それはジョアンの部屋だった。
しばし立ち竦んでいた彼だが、意を決してノックすべく扉に近付く。 すると…

フィッツウォルタ(ん…? 話し声………先客…か。)

聞き覚えのある声が二つ、フィッツウォルタの耳に聞こえたのだった。
誰の声かはすぐに判った。 一人は当然ながらジョアン、もう一人はクスタ・イスマエル。
出直すべく今は立ち去ろうと思ったフィッツウォルタだったが…
二人の会話は、あろう事か…扉を介していても明確に聞き取れるほどハッキリしていた。
盗み聞きをするつもりで来た訳ではないが、自分の名が聞こえたせいで、
つい彼はその場で固まってしまうのだった。


<部屋の中・時間は少しを遡る>

ジョアン「よくそこまで自分を磨いたな、クスタ。
      そのディフェンス技術は既に芸術的と言っても大袈裟ではない。」

クスタ「いえ…準決勝では2失点、決勝に至っては3失点です。
     私はまだ自分の事を誇れる気になんかなれません。」



0ch BBS 2007-01-24