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【パーフェクト】キャプテン霊夢14【覚醒教室】


[325]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/10/22(土) 00:23:28 ID:YN6tDlpQ
だけど、心の底からそう思えた時間はそんなに長くはなかった。
気付いてしまえば、簡単なことだった。あの試合はあくまで紅白戦であり、
大会の試合を見ている人達はその事は知らない。当たり前だ。

あの人達の中では、私は未だ「一度も失点をしていないキーパー」なのだ。

そして自分は前回の大会でも無失点で終わることが出来た。出来てしまった。
それを完全な自分の実力の結果だとは思っていない。
はっきり言って、前の大会を無失点でいけたのは、運が良すぎたと思う。
ゴールを奪われてもおかしくないようなシュートはいくつもあった。
DFの皆が、必死に頑張ってくれたというのもあると思う。

東邦との試合後、鼎ちゃんは「やっぱり心ちゃんみたいにはいかないね」
なんて言ってたけど、正直あの試合は私が出ても結果は変わらなかったんじゃないかな、
と思っている。それだけあの日向と言う人のシュートは凄かった。

贅沢な悩みだな、と自分でも思う。
別に点を取られたいとかそういう事を言うつもりはない。
ゴールキーパーである以上、点を奪われずに試合を終えられるのはやっぱり嬉しい。
ただ……何となく、自分が過大評価され過ぎているようで怖い。

心「(とりあえず、練習するしかないよね……。うん、そうしよう)」

何処までいけるかは分からない。だが、自分に出来るのはそれだけだ。
心はそう考えて、自分の中の湿った気持ちを振り払うべく、サッカーボールを手に取る。


0ch BBS 2007-01-24