※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【見開き1ページの】キャプテン森崎43【晴れ舞台】


[56]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:40:56.73 ID:05rRlL0l
ヘルナンデス「来たぞ!ラインを2m下げてから囲め!」

イタリアメンバー『おう!!』

前半20分ごろ、間を空けて体力を回復したディアスはボールを奪い返してから再び自力で切り込んできた。
これ自体はイタリアユースの選手たちも予期しており、何ら驚きはしなかった。

ディアス「(さっきから嫌らしい配置ばっかりしやがって、やり辛いったらありゃしないぜ… 省22

[57]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:41:43.14 ID:05rRlL0l
ディアス「そらよっ!」

バババッ!
スタッ!

ディアス「もいっちょう!」

ササッ!

イタリアメンバー『そ、そんなァ!?』

ディアスはボールをまるで見ず、敵と視線も合わせず、通常ドリブルに使う頻度が少ない踵で
ボールを主に蹴る非常識なドリブルを繰り出した。こんな物は見かけ倒しのパフォーマンスにしかならない。
しかし彼のそれは背を向けたままなのにも関わらず上下左右に小刻みに動き、 省25

[58]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:41:58.26 ID:05rRlL0l
バルバス「(よし!ディアスのギアが上がってきた!)」

ジョアン「(ほう!こんな芸当をその場の思いつきで出来るとは)」

アルシオン「(…良い技だ)」

そしてそれ以上に驚異的なのは、背後を見ていない筈のディアスが
正確にイタリアのDF達の動きを察知し丁寧にかわしていた事だった。
逆にイタリアの選手たちはこんな非常識過ぎるドリブルの動きを予測する事など出来ず、 省21

[59]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:42:09.81 ID:05rRlL0l
ディアス「大道芸、大いに結構!」

ガッ!
クルルッ、ヒューン…

ジェンティーレ「………!!?」

ディアス「ピエロに負けた奴はピエロ以下なんだよ!覚えておきな!」

そして瞬時に後悔した。ディアスが足の間のボールを挟み、自分の前に蹴り上げてから頭上を越させ、
ヒールリフトの逆バージョンの様な動きで彼を突破した時思い知らされたのだ。自分の判断は完全に見透かされていたと。
省28

[60]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:42:21.45 ID:05rRlL0l
パスカル「(行ける!相手がヘルナンデスでも、ディアスなら大丈夫だ!)」

サトルステギ「(こぼれだまを押し込んで俺がヒーローだ!)」

この瞬間多くの者達がアルゼンチンの同点ゴールを予感した。ディアスが一対一に驚異的に
強いタイプだと言うのは有名な事実だったし、実際にアルゼンチンユースのゴールの半数近くが
このパターンで生まれてきたのだ。分かっていても対策が非常に難しい上に、なんとか弾く事に成功しても 省29

[61]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:42:37.66 ID:05rRlL0l
ディアス「(な…なんだこの感じ!?俺は焦っているのか!何故だ!有り得ないぞ!)」

途端にディアスは錯覚に囚われた。ヘルナンデスの体が何倍にも大きくなりゴールを塞いで行く錯覚に。
そんな筈は無い、ただ単に体格差でそう見えるだけだと理性が叫んでもその錯覚は消えない。

バシュルルルッ!

ヘルナンデス「ここだァアアッ!!」

バッ!
ガシィイイッ!
スタッ…

ディアス「な…なにィ!」

ヘルナンデス「フッ!」
省26

[62]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/05(土) 23:43:11.98 ID:05rRlL0l
今夜はこれだけです。また明日お会いしましょう。

[63]創る名無しに見る名無し:2011/11/07(月) 10:43:56.99 ID:lnGvlgl8
乙でした
ディアスにも1点くらいは取ってほしいなー

[64]がんばりセービング!:がんばりセービング!
がんばりセービング!

[65]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/08(火) 22:13:32.76 ID:Fw/0xzEK
シーーーン…

過去何度もその脅威を味わわせてくれたディアスの突撃が通用していないと言う衝撃的な場面を見た
全日本ユースの面々はほぼ全員がしばしの沈黙を強いられた。そしてそれを破ったのは日向のドスの効いた声だった。

日向「おい、葵」

葵「はっはい!?」

日向「テメエ抜かしていたな?ヘルナンデスに特に新しい武器はないと。これは何だって言うんだ?」

葵「えええっ!?な、何の事ですか一体!俺は何も隠したりしていませんよ!」
省23

[66]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/08(火) 22:13:48.31 ID:Fw/0xzEK
若林「…そうか、そう言う事か」

次に口を開いたのは何かに気付いた表情の若林だった。普段は余り会話に参加せず
黙っている事が多い若林の唐突な発言に注目が集まり、視線で続きを促す。

若林「翼、お前はジャパンカップで俺に一対一を挑んだ時の事を覚えているか?」

翼「うん…あの時は若林くんに全ての動きを見切られていた気分だった。と言う事はまさか!?」
省36


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24