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【見開き1ページの】キャプテン森崎43【晴れ舞台】


[570]2 ◆vD5srW.8hU :2012/06/12(火) 11:06:58.37 ID:wrcR23MH
放送「しかしオランダも”逆転の目はいくらでもある”と言うのは、逆に言えば現在押されている事です。
攻撃チャンスを何度も作りながらそれを決めきれないのは時間と共に焦りを増やしてくるでしょうし、
あらかた攻撃パターンを使い切ってしまい、相手が慣れてしまうと言う事も意味しています。
このままではいけないのは彼らも分かっているでしょう。では何をどう変えるのか?それも注目所でしょう」

クライフォート「………ピンチの時程冷静に、だ。皆、分かっているな」

オランダメンバー『おう』

試合の行方はまだ分からない。だが日本が有利なのは疑い様が無い。
そんな状況では当然全日本ユースの表情は明るく、オランダユースの表情は固い。
だがこの当たり前の光景は、一人の男にゆっくりとした閃きをもたらしていた。

松山「(…これでも慌てないのか?いくらなんでもここまで切羽詰ってきたら崩れ始めると思っていたのに。
あれじゃ追い詰められても希望を捨てない歴戦の戦士の顔じゃないか。なんであいつらにあんな顔が出来るんだ?)」

言わずと知れた松山光である。
この試合のオランダは彼の予想通りに強く、予想通りに汚く…そして予想外に粘り強かった。

松山「(あいつらは…あいつらは都合の良い信念を振りかざすだけのならず者じゃないのか?
自分の欲望を乱暴な手段で叶えようとしているだけじゃないって言うのかよ?)」

彼はどこかで期待していた。勝利の為だけに戦っている”筈の”オランダユースが
敗北の前に怯えだし、自壊する事を。仲間割れすら起きるかも知れない…そう思っていた。
だがオランダは一向にそんな様子を見せず、黙々と固い意志のまま戦い続けた。


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0ch BBS 2007-01-24