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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】


[159]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/28(金) 01:42:54 ID:???
霊夢の視線を感じ、からかうように笑う魔理沙。
そして、そんな魔理沙に呆れながらも肩を竦めて苦笑をする霊夢。
そのあまりにもいつも通りの流れと、いつも通りのやり取りを見て、咲夜たちもまた笑みを浮かべる。

彼女たちは、当然のように気づいていない。
それはいつも通りだったが、だからこそ、おかしいのだと。
合宿中――或いはその前から、いつしか亀裂が入り始めた霊夢と魔理沙の関係。
それを考えれば、このいつも通りのやり取りこそがおかしいのだ。
だが、あまりにも自然な為にその事実に誰も気づかない。
では、どうしてそれが自然なのか――そこに何故違和感が発生しないのか。

どんだけ喧嘩をしても、相手を嫌いにはなりきれない。

どんだけ相手が情けなかろうと、それで軽蔑をする事は無い。

意地を張りあっててもつかれるだけで、誰も幸せになりもしない。

きっかけさえれば――きっかけが無くても、いつだって仲直りくらい出来る。

普通に話しかけて、普通にやり取りするだけ。 普通でいいのだ。

友達なんて、そんなもんである。

友達同士が仲良くしてて、冗談を言っていて、どうして違和感が発生するものか。

こうして、久方ぶりに博麗霊夢と霧雨魔理沙は笑いあった。

それを見守る3人も、それぞれ笑顔だった。

※霊夢と魔理沙の 霊夢→(亀裂)←魔理沙 が 霊夢→(友達)←魔理沙 に戻りました。


0ch BBS 2007-01-24