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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】
[273]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/10/30(日) 01:05:26 ID:???
早苗の説明から30分後。
そこには泣き崩れ酒を浴びるように飲む咲夜と、いたたまれない表情でそれを慰める4人がいた。
魔理沙「な、今日は飲もう。 飲んで忘れようぜ、咲夜……」
咲夜「だから次の日に美鈴に昼食を持っていった時に盛大なため息を吐かれたんだ!
だからパチュリー様にも蔑んだ目で5日くらい見られ続けたんだ! だから小悪魔に悲しそうな笑顔で肩を優しくたたかれたんだ!
だからしばらくお嬢様が私が日頃つくのを拒んで霊夢の所にばかり行っていたんだ! だから三杉にも冷笑されたんだ!
だから妹様にも有無を言わさず弾幕ごっこを仕掛けられたんだ! だから……」
霊夢「あー……そういやあの決勝戦が終わってしばらく、ずっとレミリアうちに遊びに来てたっけ。 えらい機嫌悪いと思ったけど……」
妖夢「これは……同じ従者として、凄く咲夜さんの気持ちがわかります。 なんというかもう、見てられない……!」
早苗「……いや、あの、なんかごめんなさい。 本当ごめんなさい。 黙ってた方がよかったでしょうか……」
魔理沙「遅かれ早かれわかってた事だろ。 早苗が気にするこっちゃねぇよ」
咲夜「うぅぅ……おっ、お嬢様ァ~……」
従者として優れ、忠誠心も高い事で知られる十六夜咲夜は、しかし、どこか抜けている少女(?)だった。
レミリアから思いの籠った鉢巻を送られて、それを早苗と交換してしまう程度には、抜けていた。
そして、その結果としてレミリアからの施しを無為にしてしまったと知った咲夜は、それはもう泣いた。
もう瀟洒とか完璧とかパーフェクトとかそんな事いってられる次元じゃないくらい泣いた。
でも誰も引かなかった。それだけ咲夜は傍目から見ても痛々しく、弱弱しかった。
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0ch BBS 2007-01-24