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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】


[335]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/31(月) 01:53:24 ID:???
呂出井「主君の為に常にあり続ける……それこそが騎士の役目……それなのに私ときたら……」
阿部瑠「やめておけ呂出井……俺たちはもはや、日なたの道を歩けない……」
咲夜「……貴方達の事情は聴かないわ。 聞いても意味が無いしね」
阿部瑠「そうしてくれると助かる。 約束通り、勧誘はもうしない……俺たちはもう、お前の前に姿は現さんよ」
魔理沙「そういやお前ら、結局何者だったんだ? 幻想郷の奴らじゃねぇよな?」

呂出井の肩を抱きながら、そのまま背を向けて歩き出す阿部瑠。
恐らくはもう今後、会う事は無いだろうという予感を誰もが持つ中。
不意に魔理沙が問いかけると、阿部瑠はくるりと振り返り呟いた。

阿部瑠「言ったろう? 俺たちは……地獄からの使者さ。
    日なたの道を歩く者たちに俺達の姿は見えない……俺達に幻想郷も外の世界も関係ない……」
咲夜「………………」
阿部瑠「十六夜咲夜。 友を、仲間を――主君をお前のその力で守ってやれ。 ……俺の分まで」
咲夜「…………ええ。 さようなら、阿部瑠」

そうしてまた、阿部瑠は歩き出した。
彼はもう振り返らず、咲夜ももう声をかけなかった。

………

……




0ch BBS 2007-01-24