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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】


[337]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/31(月) 01:55:38 ID:???
そして、刀剣類マニアと言って差し支えない程の戦闘オタク――魂魄妖夢はこの槍にいち早く反応した。
やはり彼女の見解でも、この槍は国宝級の業物であるらしく。
そんなものがどうしてこんな木に立てかけてあったのか、と一同は首を傾げ……。
やがて霊夢は一つの結論を出す。

霊夢「あの阿部瑠と呂出井とか言うのが置いてったんじゃない?」
咲夜「えぇっ!? な、なんで……!?」
霊夢「賭けの代償とか。 ほら、あいつらが勝てば咲夜がチームに加入する……って事になってたけど。
   逆にあいつらが負けても何も無かったでしょ?
   まあ、実際それならそれであいつらが『こっちが負けてもなんにもなしよ、はいさいなら』つって帰っても不思議じゃないけど……」
早苗「なるほど……阿部瑠さんたちはそれを好しとせず、代価を置いて行ったという事ですか……」
妖夢「そんな!? こんな業物、代価としては高すぎます!!」
霊夢「それを決めるのはあんたじゃないわよ、妖夢」
妖夢「うぐっ……!」
咲夜「阿部瑠……」

真実はどうなのかは、阿部瑠達がいなくなった今、わからない。
しかし、ここにこの槍が存在する理由はそう考えるよりほかに無い。
妖夢の言うように賭けの代償として払うには、些か駄賃が多すぎるような気がしないでもないが……。

霊夢「こちらが負ければ咲夜自身を差し出していた。 つまり、阿部瑠は咲夜とその槍を同等として考えたという事でしょ」
咲夜「………………」
魔理沙「過大評価――にしちまう訳にはいかんよな、咲夜?」
咲夜「ええ……もちろんよ」

そう、阿部瑠は恐らく……咲夜の対価とするならば、この槍が相応しいと考えたのだろう。
ならば、咲夜はこの槍の価値に見合うような結果を残し続けなければならない。
サッカーでも、そして……レミリアの従者としても。
それがおそらく、阿部瑠の望む事なのだろうから。


0ch BBS 2007-01-24