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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】


[338]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/31(月) 01:56:41 ID:???
ブブブブブブ……

早苗「えっ……ハ、ハチ!?」
妖夢「でも……なんかこのハチ……形が変なような……」
魔理沙「にとりが見たら喜びそうだな……機械か何かか?」

そして、不意に一同の目の前に現れたのは巨大なハチ――の形をした、何かの機械だった。
それは何もない上空から突如飛来し、辺りを旋回しながら咲夜の周囲を飛び回り始める。
これには一同も目を丸くして驚いていたのだが……咲夜は特に何も驚かず、槍の他に置かれていたもう一つの阿部瑠の置き土産。
"ライダーブレス"をその左腕に装着し、右手を広げてそっとその場へとハチ――"ザビーゼクター"を誘導する。

霊夢「……それもまた、あいつらが置いてったの?」
咲夜「多分ね……」
妖夢「そ、それは一体どんな道具なんです……?」
咲夜「わからないわ。 多分、だけど……私にはきっと不要なものなんだと思う。 これは本来、力を持たない人間の為の道具だから。
   けれど……これが……このザビーゼクターがここに来た理由は、私にはなんとなくわかるわ」

言いながら、咲夜はザビーゼクターをライダーブレスへと取り付け、正面になるよう回転させる。

……何も起こらない。

ブレスレットから音が聞こえる訳でもなく、当然、咲夜の体が変質する訳でもない。
ただ、その瞬間、咲夜の中で何かの声が聞こえた。
かつて栄光を求め、しかし、地獄へと落ちて行った男たちの悔恨の声を……。

咲夜「………………」
霊夢「咲夜?」
咲夜「霊夢、魔理沙、妖夢、早苗。 外の世界へと行けるようになったら……必ずすぐに戻り、チームに合流するわよ」
魔理沙「言われるまでもないぜ。 ……しかし、どうしたんだ咲夜? 今更そんな事言うなんて」
咲夜「そうね……ただ、早く戻らなければ……組織としての立ち位置もすぐに失われてしまう。 そう思っただけ。
   それに、早く戻らなければ……折角合宿で掴んだ味方とのコンビネーションの感覚が薄れてしまうでしょう?」


0ch BBS 2007-01-24