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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】
[39]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/10/25(火) 00:54:23 ID:???
パルスィ「パルパルパル……妬ましい……! パルパルパル……!!」
嫉妬の力はパル心。
反町に対する嫉妬の力だけでここまで上り詰めた水橋パルスィは、このまま黙って引き下がる程聞き分けのいい少女ではない。
必ずやあのディアスを超えてみせると考え、今日、この場所にヤマメを誘ったのだった。
ヤマメ「ま、私としちゃパルスィが練習に付き合ってくれるんならこれ以上ないよ、本当。
あのディアスって奴は……大妖精じゃ早苗じゃまず止まらん。 私だって、止められる可能性は4分も無いかもしれん。
でも、ゴールは許したくないんだ……あいつ1人にいいようにやらせたかない。
守りのパルパルズを支えてきたもんとしちゃ、今大会、この先出番は無かったとしても。
どこかの試合で存在感は出したい」
今となっては八雲藍にアリス=マーガトロイド、魂魄妖夢にフランツ=シェスターといった豪華な中盤メンバーが加入をし。
その厚い中盤が最大の武器とされているネオ妬ましパルパルズ。
だが、元を辿れば妬ましパルパルズはヤマメとキスメの守備力を売りとしたチームだったのだ。
今日のイタリア戦でキスメは値千金のブロックで結果を残した。
それと同じように、ヤマメもこの大会で大きな結果というものを残しておきたい。
ヤマメ「あの巫女がいつ帰ってくるかもわかんないんだ。 それに、帰ってこなくても大妖精とのレギュラー争いがある。
だから次のアルゼンチン戦で……ネオ妬ましパルパルズの黒谷ヤマメとして、大会で結果を残したい。
練習相手、頼むよパルスィ」
パルスィ「妬ましい……妬ましいわ、ヤマメ。 もう既にアルゼンチン戦のスタメンになれるような言いぐさじゃない」
ヤマメ「流石にあんなのを相手にするのに大妖精は起用せんだろうし、アルゼンチン戦は私がスタメンだろうさ」
パルスィ「ああ、妬ましい……妬ましいわ。 その暑苦しさが妬ましい……!」
ヤマメ「パルスィだってどっこいどっこいだよ」
爪を噛みながら呪詛を吐くパルスィに、苦笑をしながらボールを投げて寄越すヤマメ。
妬ましパルパルズ生え抜き、文字通り地獄から這い上がってきた1点特化の選手達は、次なる試合に向けて互いを鍛えはじめた。
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0ch BBS 2007-01-24