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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】


[466]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/02(水) 01:00:15 ID:???
ガルバン「くそっ! 前半戦だけで5失点も喫してしまうとは……!」
ガルトーニ「(俺がもっと頑張れていれば良かったんだけどな……完全に俺はこのチームの穴だ……)」
ディアス「……気にするな、ガルバン、ガルトーニ。 前半で俺達だって点を取れてねぇんだ」
パスカル「……監督、後半からはどう攻めるんです? このままじゃ……」
バルバス「うむ……」

ハーフタイム中、アルゼンチンJrユースの面々は浮かない表情でいた。
圧倒的格下だと思っていたフランスを相手に、天才ファン=ディアスは1点も取れず。
逆にフランスはアルゼンチンを攻めに攻め、5得点を挙げていたのである。
こんな状況では普段陽気なディアスといえど、その表情に笑みが浮かぶ筈もなく。
ただただ悔しげに歯噛みをしながら、パイプ椅子に腰かけ体を休めている。
この状況をどのように打破すればいいのか――パスカルがバルバスに問いかけた瞬間、不意にロッカールームの扉が開いた。

永琳「あら……随分と暗いわね、みんな」
パスカル「エ、エイリンさん……こんな時に一体どこに行ってたんだ? しっかり体を休めないと……」
永琳「大丈夫よ、簡単に倒れるようなヤワな体はしていないから。 ……ディアス君、それに皆、はい、これ」
ディアス「おっ、サンキュー」

パスカルの言葉を受け流しながら、永琳は肩から下げていた袋の中から多量のドリンク剤を選手達に配り始めた。
八意印の栄養ドリンク――疲労回復に効果覿面なこのドリンクのお陰で、
ディアスは毎試合ある程度の無茶は出来るだけの体力を確保しつつ試合に挑み続ける事が出来ていたのである。

永琳「ところで監督さん。 例の件だけど……」
バルバス「上手くいったか!?」
永琳「勿論。 これで後半戦、多少なりとこちらが有利な状況を作れる筈だけど……」
バルバス「……恐らく逆転は不可能だ、と言いたいんだろう? わかっている」
ガルバン「な……何の話ですか?」
バルバス「……いいかお前たち、試合はこの1戦だけで終わる訳ではない。
     最終的にリーグを勝ち抜ければ、フランスに負けようが関係は無いのだ。 そこで後半戦は少し戦い方を変える」
ディアス「……どうするつもりなんですか」
バルバス「うむ……それはだな……」


0ch BBS 2007-01-24