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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】


[66]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/27(木) 00:48:53 ID:???
咲夜「……ええ、そうよ?」

魔理沙の質問の意図は読めないが、しかし、話しかけられたからには答えざるを得ない。
内心動揺しながら、咲夜は瀟洒に驚きを表情に出さず返答をする。

魔理沙「んじゃ……レミリアがやめろって言ったらやめるのか?」
咲夜「当然よ。 あくまでもサッカーはお嬢様が言ったから始めたもの。
   私にとっての第一に重視すべき事は、お嬢様。 お嬢様の命令に従わない訳にはいかないもの」

愛を込められた鉢巻をあっさり他人と交換をした過去を持つ咲夜ではあるが……。
しかし、その咲夜のレミリアに対する忠誠心というものは他者が入り込める余地が無いのではないかという程にまで固い。
咲夜の中での順位は、あくまでもレミリア>サッカーである。
それはこれまでも、そしてこれからも絶対に変わらないであろう事柄だった。
この返答を聞いて、魔理沙は一瞬眉を顰めるが……そんな魔理沙の様子に気づかないまま、咲夜はだけど……と続ける。

咲夜「だけど……お嬢様に言われなければ……やめるつもりは、今は無いわね」
魔理沙「ふーん……そりゃまたなんで?」
咲夜「決まってるでしょう。 私が妖精にポジションを奪われたままではお嬢様の顔に泥を塗る事になってしまう。
   というか、それ以前に私のプライドが許さない」

力の弱い妖精風情にボランチというポジションを奪われたままでは、紅魔館が誇る幻想郷トップボランチの名折れ。
それは咲夜にとって屈辱的な事であり、紅魔館の名に泥を塗ってしまう事でもある。
それだけは絶対に避けなければならないと、十六夜咲夜は考えていた。
だが、何もそれだけが咲夜がサッカーを辞めないという根本的な理由ではない。


0ch BBS 2007-01-24