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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】
[836]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/07(月) 00:17:33 ID:???
対してアルゼンチンのゴール前は、誰もが悲痛な表情でゴールに突き刺さったボールを見つめていた。
確かに今大会出場チーム――このリーグの中では、間違いなく低いレベルのアルゼンチンの守備陣。
自分たちよりも格下だと思っていたフランスが予想外の実力を見せてからは、アルゼンチンの守備力は最下位とも言えた。
だが、それを補っていたのが中盤の支配力とディアスの圧倒的な得点力。
それだけを武器にアルゼンチンはここまで戦ってきたと言って過言ではなかった。
彼らが問題としていたのは、そのディアスが完全に幻想郷を前にして足を止めてしまっていた事である。
ディアス「あんのおフザケ優男め。 ちょこざいな真似を……」
ガルバン「す、すまんディアス……1度ならず2度までも……」
ディアス「……今のはあのシュナイダーのファイヤーショット以上のシュートだ。 止められなくても仕方ない。
それよりも問題は俺が止めれなかった事だ。 悪かったな、みんな」
しかし、当のファン=ディアスは決して自らを失ってはいなかった。
誰もがショックを受けていた中、ディアスは自身を見失ってはいなかったのだ。
彼は自分が一番チームで強いと自負をしていたし、それだけ自分に課せられる役割は大きいと理解もしていた。
だが、それと同時にどんな天才でも失敗をすればボールを失う時もあるという事を理解していた。
誰よりもサッカーと共に生きてきた少年は、サッカーの厳しさも知っていたのである。
故に、今の状況に――幻想郷の思いがけぬ実力に内心舌を巻きながらも、尚、冷静さを保っていた。
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0ch BBS 2007-01-24