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【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】


[855]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/01/10(火) 22:47:48 ID:???
〜ウイングス控え室〜

ナポレオン「ぬあ〜〜〜!ムカツクムカツクムカツク!!
      あの審判め、どこに目をつけていやがるんだ!!」

カインを負傷させてしまったという緩和剤で抑えこまれていた怒りの感情がハーフタイム中に爆発する。
ナポレオンはゴミ箱を乱暴に蹴飛ばすと、地団駄を踏み悔しさを顕にする。
しかし、彼の暴挙を進んで止めようとするものは現れなかった。
彼の圧倒的な力を有効に使えず、2点のリードを広げられているのだ。
中にはナポレオンの怒りに同調して暴れだそうとするものさえいた。

古尾谷「む、むう。噂には聞いていたがここまでの癇癪持ちだったとは……」

早苗「(私としてはこうしてわかりやすく感情を顕にしてもらったほうが逆にありがたいんだけど…)」

特に南葛中時代は自分たちの気づかぬ所で派閥争いを繰り広げていたことに愕然としたものだ。
チームのマネージャーでありながらチームの内情を良くも知らなかったあの頃。
もっと翼の力になってやれたかもしれなかったという後悔は今でも早苗の心の中にはある。

早苗「みんな、お疲れ様。このあとも頑張ってね!
   (とにかく今は彼のこの怒りをうまく力に変えるようにしてあげないと)」

古尾谷が代理で来るまでは監督業を兼任していたということもあり、
早苗は選手の心情をケアし、コンディションを上昇させる術を覚えていた。

早苗「監督、後半はもっとナポレオンくんにボールを集めるように指示を出してください。
   2点差を付けられた今、彼のシュートでなければ追いつくことは難しいと思います」

古尾谷「うむ。前半の反則は不幸な事故だったが、それは向こうも同じ事だ。
    守備に優れた選手を一枚欠いたことで、確実にボールを繋げやすくなるはずだ」


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0ch BBS 2007-01-24