【楽しい】城山正の挑戦２３【合宿】

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【楽しい】城山正の挑戦２３【合宿】

[133]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2011/11/12(土) 02:15:18 ID:Jpa/J/0U
>>130　ゲーム時間では半年ですが、リアル時間で３年も前のことをよくもまあ覚えてらっしゃる。
ほんとありがとうございます。あなたのような参加者様に支えられて城山正の挑戦は今日も更新ができるのです。

Ｅ　ここで大量発注を受けるんだ。フィットネス南葛へ
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美津乃「久しぶりにフィットネス南葛に行ってみようか」

マーチの運転席に滑り込んだ美津乃は、半年振りに市内のフィットネスジムへとハンドルを切る。
朧になってしまった記憶ではいけ好かない担当者がいて、ろくすっぽ話も聞いてくれなかったことになっている。

美津乃「あんニャロ。クビになったりしてないかな。せめて渉外担当を外れてくれてないかなぁ」

アクセルワークを駆使し町を疾走するマーチの中で美津乃は思案する。
フィットネス南葛の渉外担当者、山崎氏。
真面目を絵に描いたような実直な人柄は美津乃の特に苦手とする類のものだった。
もう少しノリがいいか、押しに弱ければ取り付く島もあるだろうが、そもそもそんな人材を対外部門に配属する会社はない。
美津乃と日頃付き合いのある、総社員１名、社長オレ、の個人経営店とは違うのである。
考えがまとまらないうちにマーチはフィットネス南葛の駐車場にスキール音とブラックマークと共に停車してしまう。
普段よりゆっくり走ったつもりだったが、キーを回すときに口に放り込んだ飴がまだ残っている程度の時間でついてしまった。

美津乃「おーやってるやってる」

正面入り口へ回り込むとガラス張りのフィットネスルームでは有閑マダム達が北極のアザラシの如くそこかしこに転がっていた。
ピコピコと必死に後脚を上げている姿は微笑ましくすらある。
そんなついイワシのぶつ切りをご褒美にあげたくなる光景を横目に美津乃は受付を通り、事務所へと通される。
丁度担当者が席を外していたので、しばしの間待つことになったのだが、デスクからはその席の主は窺い知れない。
半年前に来たときと同じような、変わっているような。ぼんやりとした記憶を手繰っていると、担当者が帰ってくる。

？？「お待たせしました」

半年振りの交渉の卓に着いたのは――。

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