【楽しい】城山正の挑戦２３【合宿】

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【楽しい】城山正の挑戦２３【合宿】

[247]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2011/11/25(金) 02:17:41 ID:SsTXWV8w
熱く焼けた砂浜に寝そべり、ホイッスルの合図で背後に並べられた旗目掛けて走り出す。
単純な動きではあるが、砂浜はグリップも悪く、思うようにダッシュができず、バランスを崩しやすい。
そしてなにより頭上から照りつける日差しが体力をジリジリと奪っていく。

グリコ・窪田『……』←口も聞けないほど弱っている。
白鳥「……ハァハァ」

繰り返し行われた訓練にスタミナ不足の者達は次々と脱落して行き、ある者は突っ伏したまま立ち上がれず、
ある者は立ち上がった拍子に尻餅をつきそのまま仰向けに倒れ、砂浜は築地市場のマグロの競りの様相を呈していた。

城山「ぼちぼち限界だな。それじゃ、４人ずつ、４ブロックに分けて１名勝ち抜けで２戦やって午前は終わりにしよう。
島崎。適当に分けてくれ」
島崎「サーッ！」

訓練、もとい練習の開始から鬼軍曹として後輩をしごいてきた島崎が４人ずつ４グループ（内２グループは３人）に分けていく。

第１レース　井沢・窪田・瀬名・伊藤
ホイッスルと同時に井沢と瀬名の先頭争いが繰り広げられたが、総合力で勝る井沢が僅差で１位をもぎ取る。

第２レース　葛西・朝比奈・白鳥
スタート前からバテた白鳥は立ち上がるのに５秒かかり脱落。朝比奈の楽勝かと思われたが、そこは朝比奈。
持ち前の勝負弱さを発揮し砂浜のギャップに足を取られ派手に転倒。誰も知らないうちに葛西がダイブすらせずにフラッグゲット。

第３レース　赤松・ピボット・グリコ・木下
城山「ところで、白瀬さん？」
白瀬「はい」
城山「ここまできて何故にあなたはいつもと同じ格好。平たく言えば水着じゃないのですか？」
白瀬「だって、ボク水着なんて持ってないもん」
城山「にゃんとっ！？新平くんッ！」
新平「おまかせあれっ！」
美津乃（どーして男ってこーも馬鹿ばっかりなんだろう）

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