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【楽しい】城山正の挑戦23【合宿】


[269]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/11/28(月) 04:18:57 ID:5NV2VqrE
ぐるりと身体の向きを変えた城山と相対した岡部はおずおずとサンドイッチとサラダからプチトマトを差し出す。
次いで白と赤の彩が加わった。

瀬名「はい。監督あげるー。私が切ったんだよー。
おべんとも自分で作ってきたんだけど、もう食べ終わっちゃった。ごめんね」

最後に残った瀬名がウサギ形に切ったリンゴを提出する。
彼女も料理の腕には自信があったが、食べる早さにも自信があった。
ついこの間まで身体も食も細く、両親も心配していた虚弱なもやしっ子はもういなかった。
こうして総勢16人からの取り立ては完結を迎える。
大人グループからの援助がなかったが、新平はともかく美津乃と白瀬から物を貰ってタダで終わるはずがない。
それこそここは海の家である。カウンターでやきそば1つ、と言った方が安上がりになるだろう。

城山「よしよし。豪華な弁当になった。あとは朝比奈から飯を貰えば完璧だな」

元のテーブルでは朝比奈が城山の行動の行く末を按じながら眺めていたが、蓋の上に大量に乗せられたおかずに
胸をなでおろす。どうやら不安は杞憂に終わったように思えた。

城山「ほら朝比奈見てみろ。すごく豪華な弁当になったぞ」
朝比奈「普通に作ってもらうより凄い!」
城山「だろ?ほら飯を半分よこせ」
朝比奈「は、はい」

箸を逆さに持ち替えて蓋の端にご飯を詰め込むように分ける。
作業が進みこちら側の弁当箱にも空きが出来てきても城山は一向に箸を動かさない。
少し訝しんだが

朝比奈(ああ、監督、箸持ってないのか)

と、納得し作業を継続する。
しかし胸のざわめきは止まらない。むしろ増幅し、いやな警告音が頭の中で鳴っているような気さえしてくる。



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0ch BBS 2007-01-24