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【楽しい】城山正の挑戦23【合宿】
[696]城山正 ◆2veE6wGXw2
:2012/01/14(土) 01:57:14 ID:Z8c/QUtY
ボウルに水を張って、鍋まで小走しってカマドへ向かう。
もうもうと煙と湯気の立ち上るカマド場は視界も悪く、薪が乱雑に置かれていた。
山森「あっ瀬名ちゃん!気をつけ……っ!!」
瀬名「にゃーっ!?」
注意を喚起しようとした山森が最後まで言葉をつむぐ前に、転がっていた薪に足を取られ、強制ダイビングを敢行させられる。
手から離れたボウルは中に湛えられていた水を撒き散らしながら飯盒を掛けていたカマドへ一直線。
水が蒸発し、炎が消える音と共に巻き上がる白煙と灰。
白瀬「白鳥ちゃん!井沢ちゃん!フタ!」
白鳥・井沢『ハイッ!!』
視界が悪くなるほどに立ち込めた煙と灰が鍋に入る前に、白瀬の指示によって素早くフタをしてカレーへの被害を最小限に抑える。
まだルーはおろか野菜も入っていないので、こちらの挽回は可能だろう。
被害が甚大なのは飯盒のほうだった。
新平「消えたカマドの飯盒をもう一つのカマドへ!」
ピボット・赤松『サーッ!!』
こちらも新平の指示で無事だったほうのカマドへと飯盒を移し、中断時間を限りなく短くしようと試みる。
しかしこの作戦は結果的に上手くいかなかった。4つの飯盒がかかっていたカマドにさらに4つの飯盒を掛けたのである。
単純にかかる炎は2分の1になる。カマド手が精力的に炎を強くし続けはしたが、8つの飯盒を十分に加熱するには至らず、
芯残りご飯となるのだった。
ただ、今の時点でそのことを知る者は、誰もいない。
瀬名「……ゴメンなさい」
白瀬「こっちは大丈夫だから。飯盒のほうは?」
新平「大丈夫だと思うよ。この手のアクシデントはつきものだから」
しゅんとした瀬名に各部隊の隊長が声をかける。
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0ch BBS 2007-01-24