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【円環の理に】キャプテン霧雨82【導かれて】
[172]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o
:2011/11/13(日) 21:46:16 ID:???
布都『こ、堪えておらんだと!?』
そして、長年の果て。
聖徳太子の行った業績は、信じられなくなっていった。
神秘の失われた外界では、伝説にあるような超人的な力などあり得ないと思われたのだ。
幻想となった聖徳太子、その霊廟は幻想郷へと移ることとなった。
青娥『とにかく外へ出たいですね』
屠自古『かれこれ1000年超えてますからね』
布都『なぁに、この世界では寺などあるわけがない。封印はいつでも解けるであろう。
焦らずともよい。それより、外に出たら何をするか、その計画を詰めようではないか』
青娥『私、喫茶店をやってみたいです』
神子『もちろん私がオーナーだな。うむ、店名も決まったぞ!』
一同『(不安しかない……)』
甘かった。聖人の復活を危惧する者は、幻想郷にもいたのである。
それが命蓮寺のメンバーたち、そして白蓮。彼女らは霊廟の上に命蓮寺を建て、もう一度封印を行った。
これに腹を立てたのが、屠自古と布都であった。
布都は言うまでもなく、屠自古の母も物部であり、元々あまりいい印象は持っていない。
そこに来てのこの封印延長である。もう少しで外に出ようという時であっただけに、2人は命蓮寺を敵視した。
布都『む?押さえつけている力が弱まってきたぞ!これは我らに恐れをなしたに違いあるまい!』
屠自古『絶好のチャンスを逃すか!やってやんよ!!』
白蓮がいない間、必死に封印を解こうと奮戦した屠自古と布都。
その結果が、神霊が湧きだすと言う異変であったのだった――
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0ch BBS 2007-01-24