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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[314]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/18(金) 01:28:51 ID:???
ヘロヘロ……

ディアス「ぐっ……はぁ、はぁ……!」
パチュリー「……仕掛けるわよ、紅葉の神、ヒューイ」
静葉「(着地した衝撃から立ち直れていない……その上、私はともかくパチュリーとヒューイちゃんに囲まれては……)」
ヒューイ「(もうボロボロなのにどうしてまだ戦おうとするのかな〜)」
ディアス「……こんな囲みで……もう、奪った……つもりかァ!!!」

ダシュッ! ポーンッ!! バシィッ!!

静葉「は……は……!?」
ヒューイ「えっ、な、なんで……!?」
パチュリー「(まだ動ける……? 馬鹿な……ただの人間に、そんな体力がある筈が無い……!)」

着地をし、体勢を崩すディアスに容赦なく襲い掛かるパチュリー、静葉、ヒューイ。
しかし、この3人を眼光鋭く睨み付けると同時、ディアスは震える右足を使い、ヒールリフトを行った。
それはどう考えても、震える足では到底出来ないようなテクニックで。
プレスをかけた3人は唖然としながらそのままボールを素通しし、ディアスはよろよろとよろけながらも突破をした。

パスカル「ディ、ディアス……!」
永琳「(……究極の負けず嫌いなのか、状況を認識できない馬鹿なのか、結果よりも頑張ったという事実を好しとするのか。
    ……どれでもないわね。 彼は天才、その一語に尽きる。 天才は諦める事も許されないし、許しもしない。
    何より……「結果を気にせず頑張った」なんて言葉は、私たちが何よりも嫌う言葉。 これは絶対に有りえない)」
パスカル「(俺は……どうしてあいつの役に立てない……。
      今日、俺がやった事なんて、ワンツーリターンでのアシストだけじゃないか……)」

これを見ながらパスカルは悲壮感溢れる表情を浮かべ、永琳は逆に冷静な表情を浮かべながらフォローに走った。
そして、ディアスはやがてゴール前までたどり着いた。


0ch BBS 2007-01-24