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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[351]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/19(土) 01:48:48 ID:???
バルバス「(なんという事だ……よもや……このような結果に終わるとは……)」

アルゼンチン監督であるバルバスは、この結果を受け止めながら……思わず額を抑え、自身の戦法の過ちを悔いていた。
彼はディアスこそがこのチームの中心人物であると考え、ディアスを主体としたチームを徹底して作り上げていた。
それ程までに彼はディアスを買っていたし、それが間違いであるとも思っていなかった。
しかし、結果としてアルゼンチンは大敗を喫した。
その原因は何かと問われれば――それはアルゼンチンのチーム作りが間違っていたと言うしかないだろう。
その責任は誰にあるかと問われれば――間違いなく、監督であるディエゴ=バルバスにあった。

バルバス「(ディアス一人いれば勝てる程、サッカーは甘くはない。
      だが、ディアスが実力をいかんなく発揮すればどんなチームにも引けは取らない。 それは間違いない。
      しかし……これからのサッカーは、それだけでは勝てないのか……? 天才の力だけでは勝てないというのか……?)」

思わずパンツ姿からスーツを着てしまう程にまで冷静になったバルバス。
彼は性癖は色々と突っ込みどころ満載ではあるものの、監督としては有能であった。
この敗戦を受けて彼がどのようなチームを今後作り上げていくのか……それはまだ先の話となる。


0ch BBS 2007-01-24