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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[431]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/22(火) 22:51:29 ID:???
魔理沙「……いろいろと迷惑かけてすまんかった。 ……まあ、なんだ。
    以後勝手に離脱するような真似はせんから、もう一度よろしく頼む……ぜ」

たどたどしくはあったが、しかし、はっきりとした口調でそう告げる魔理沙。
しばし誰もが一体魔理沙は今何を言ったのかと理解しかねていたのだが……。
しばらくすると、驚いたように頭を下げる魔理沙に対して視線を向ける。

――あの霧雨魔理沙が謝罪をした。 しかも、頭を下げて、である。

天上天下唯我独尊、傲慢が服を着て歩いているような人物――というのが、この場にいる大多数の者たちの魔理沙に対する見解。
実際、魔理沙という人物はそういう言葉で表されるような人間でもある。
売られた喧嘩はすぐに買い、強力な魔砲であらゆるものを木端微塵に吹き飛ばす。
遠慮という言葉を知っているのかすら疑問になる程傍若無人だし、とにもかくにも、丁度反町の対極にいるような人物であった。

だが、そんな魔理沙にも常識はあった。
今回の一件が、チームに迷惑をかけたものだったというのも重々承知していたのである。

妖夢はともかくとして、霊夢はこのチームにとって必要不可欠である司令塔。
咲夜は守備面においては妹紅を凌駕する万能プレイヤーであるし、ロングシュートの使い手でもある。
早苗は一対一とスタミナに弱点を抱えるもののセービング技術は間違いなく今大会トップクラス。
そして、己を超えるストライカーである反町と己に追いつこうとするリグルがいるとはいえ、魔理沙もまた幻想郷有数のFWだった。
その5人が一斉に大会前にチームを離脱するというアクシデント、その起因となったのは霧雨魔理沙である。

彼女がそのことに対して負い目や責任を感じていないかと言われればそうではなく……。
彼女がこの一件に関して謝罪をしたというのも、彼女をよく知る者からしてみれば何ら不思議ではない事であった。


0ch BBS 2007-01-24