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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[508]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/25(金) 00:07:49 ID:???
反町のこの意見は、3人には好意的に受け取られた。
元々それほど出場したいという意欲は無い霊夢に、現状を考えれば手を抜いても問題は無いと判断した咲夜。
そして、GKとしての出番は無くてもMFとして出場出来ればいいやと考えている早苗。
彼女たちからしてみれば、控えメンバーを主体として試合に挑んでも何ら問題は無かったのである。

しかし、ここで反町たちがどれだけ言葉を交わしても結局試合のオーダーを決めるのは監督の輝夜。
果たして彼女が明日のフランス戦にリザーブメンバーをメインに起用をするのかどうかは。
まだ誰にもわからなかったのだった。

こうして話をしているうちに時間は刻々と過ぎ去り、反町は同室メンバーがシャワーから戻ってきた事を確認すると。
霊夢らに別れを告げ、昼食を取りに食堂へと向かった。
食堂には既に魔理沙と妖夢の姿は無く、何不自由なく食事を終えた反町たちはそのまま時間通りにロビーに集まり。
輝夜の先導の元、再びスタジアムへと赴く事となる。
大会前、命蓮寺との練習試合という例外を除けば、これが初めてとなる幻想郷Jrユース全メンバー揃ってのスタジアムへの移動。
観客席に入ると、運よく全員分の座席が空いていた為、これに一同は着席し。
それから数十分後、辺りにちらほらと空いていた座席は埋まり始め、試合開始時間となる。


0ch BBS 2007-01-24