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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[512]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/25(金) 00:12:27 ID:???
観客たちが思い思いに話す中、フィールドでは選手達の入場が終わり。
サッカー戦士たちがそれぞれ対戦相手となる者たちと短い会話を始める。

ビクトリーノ「やれやれ、流石に地元のチームなだけあってお前らのチームの方が声援は多いな」
ピエール「ああ、ありがたい事にな」
ビクトリーノ「まあこの歓声も90分後にゃ悲鳴に変わってるんだ。 今の内に思う存分浴びてな」
ピエール「……この声援に応える為にも。 リーグ突破は俺達にとって最低限の目標だ。
     おいそれと負けるつもりない……いや……この試合、勝たせてもらう」
ビクトリーノ「こっちだってアルゼンチンがあんな大敗を喫した以上、俺達まで負けて南米のサッカーが弱いと認識されちゃ困るんだよ。
       この試合……貰ったぜ」

両チームのキャプテン、ピエールとビクトリーノは握手を交わしながらも……今日の試合に対する意気込みを吐き合う。
ディアスにはやはり劣るものの好戦的で挑発屋なビクトリーノの言葉に対し。
それに返答するピエールは、普段こそ温厚で紳士的なものの挑発的な言葉をしっかり受け止めあくまで丁寧に熱い思いを返す。
フランスにとってもウルグアイにとっても落とす事は出来ない一戦。
試合開始前からキャプテン同士の間には火花が散っていた。


0ch BBS 2007-01-24