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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】
[566]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/26(土) 01:53:14 ID:???
―フランスJrユース ロッカールーム―
ハーフタイムに突入し、前半戦での疲労を回復する為、ある者は腰掛け、ある者はドリンクを口にし休息を取るフランスJrユースメンバー。
彼らの表情は比較的明るめであり、控室の雰囲気は決して悪くは無い。
前半は0−0のロースコアで終わったが、実際にはほぼフランスが優勢だったのだからそれも当然である。
よもやナポレオンがいないこの状況で、自分たちがここまで善戦できるとはと一同は笑みすらも浮かべるのだが……。
ピエール「みんな、気を引き締めろ! まだ試合は終わっちゃいないんだ!
何より、俺達はまだウルグアイから1点も取れていない……試合を優勢に進めていながら、1点も取れていないんだ!
攻めきれていない以上、浮かれるなんて出来ない筈だぞ!」
フェレーリ「うっ……」
ドゴール「がー……」
しかし、キャプテンのピエールだけは冷静にこの状況を楽観視できないものだと判断していた。
彼の言うように、フランスはここまで優勢に攻めておきながらただの1点も取れていない。
それは逆を言えばフランスがチャンスをものに出来ていないという事でもある。
後半からはGKが萃香となり、より強力な守備を敷いてくるウルグアイ。
楽に戦えるどころか、苦しい戦いとなるのは明白だった。
ボッシ「………………」
そして、そのピエールの声を聴いて暗い表情を見せていたのはボッシだった。
ピエールは決して彼を名指しして、前半で1点を取れなかったのはいけない事だったと言った訳ではない。
だが、ボッシにはどうしてもそれが自分の責任だと言われているような気がしてならなかった。
萃香がピエールのオーバーヘッドをクリアーに行き、ねじ込みにいった最初のシュートチャンス。
あそこで自分が決められなかったのが、前半戦最大の問題点だと言われているような気がしてならなかった。
半ば被害妄想染みた考えではあるが……それでも、彼にはそう思えて仕方がない。
ボッシ「(俺なんかじゃ駄目なんだ……やっぱり、ナポレオンがいないと……)」
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0ch BBS 2007-01-24