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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[569]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 01:56:17 ID:???
ピピィーッ!!

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

バムッ バシィッ!

泣いても笑っても残り45分――審判の笛を合図として後半はフランスボールで開始される。
キックオフからボールはピエールへと渡り、ある程度溜めを作ってからピエールは左のジョルジュへとパス。
大陸一のパス精度を持つ彼は、フランスの攻撃の起点であった。

ピエール「ジョルジュ!」
ジョルジュ「(ふむ、ボッシにパス……か)いいだろう、いきたまえボッシ!」

パシュンッ!

文「あ、あやややや〜……こんなもん取れませんよ……」

ジョルジュの正確無比なパスは、カットに向かった文が触る事すら出来ず。
ウルグアイ中盤まで上がってきていたボッシが綺麗にいトラップをする。

ビルト「! よし、チャンスだ! 右のドリブラーに渡される前に……」
ミャウザー「ここで潰す!」

そして、それと同時にウルグアイのダブルボランチはボッシへとプレスをかけた。
フランスは何かしらに特化をした選手ばかりのチーム――ボッシはその中で、シュートに特化をした選手。
それならば恐らくはドリブルは不得手の筈だと判断をしての行動であった。
その考えはあながち見当違いでもなかったが……彼らは忘れていた。
守備において、ルストという万能型のDFがいたという事を。


0ch BBS 2007-01-24