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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[570]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 01:57:17 ID:???
ボッシ「(……俺が、やるんだ)」

人は弱い生き物である。プレッシャーに負けて弱音を吐く人間なんて、決して少なくは無い。
そんな中でもボッシという人間は、ことさら心が弱かった。気弱だった。
だが、そんな彼にも……ちっぽけではあるが誇りは存在した。
フランスJrユースという代表に選ばれた、いちFW――いちストライカーとしての矜持があった。
彼はなけなしのそれを目一杯使い――プレッシャーを強引に跳ね除け、奮い立った。
今にも折れそうになる心をひきしめながら、思い切り突き進んだ。

ボッシ「ぬ、抜くッ!!」

サササササッ!

ビルト「うっ……!?」
ミャウザー「な、なにィ!?」

不器用ながらに上体でフェイントを入れ、ビルトたちを翻弄し突破をするボッシ。
その意外にもやや華麗なドリブルを見てウルグアイJrユースメンバーはどよめき……驚きに目を丸くする。

反町「……少し華麗なドリブル。 あいつにも出来るのか」
うどんげ「うわぁ……(私よりも全然ドリブル上手そう……へ、へたっぴって聞いてたのに……)」


0ch BBS 2007-01-24