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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[572]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 01:59:19 ID:???
クローデル「や、やらせるか!」
バージェス「好きにはさせん!」
ボッシ「(ここを抜いて……シュートだ!)」

シュバババッ シュバッ

クローデル「え……?」
バージェス「な、なにを……?」

スタタタタタッ!

ボッシ「……よし!」

最後に、ボッシはDF2人を鮮やかなドリブルで抜き去った。

三杉「……素晴らしいドリブルだ。 まさか、フランスでピエール以外にあのレベルのドリブルが出来る者がいたとは」
来生「え? 何? なんかすごかったのか、あのドリブル?」
橙「スピードも無い、ふつうのドリブルに見えましたけど……」
藍「……芸術的と言って過言ではないドリブルだったよ。 派手さはないが、素晴らしい」

それはフランスのキャプテン、エル=シド=ピエールの見せるドリブル――「芸術的なドリブル」……を目指したテクニカルドリブル。
到底ピエールには敵わないまでも、ボッシは懸命に練習を重ね、そのドリブルを完成させた。
ピエールのそれのように派手さは無い……しかし、ある意味鮮麗されたシンプルな機能美というものがそこにはあった。
高速でのフェイント、またぎを織り交ぜ緩急をつけたそのドリブルは、
見る者によっては解釈がわかれるだろうが芸術的なドリブルと言って間違いのない代物だった。


0ch BBS 2007-01-24