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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[579]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/26(土) 02:07:20 ID:???
ビクトリーノ「(構うもんか! いくらなんだってあんな無茶な姿勢で止められる訳ねぇ!!)」

その光景を見て、ビクトリーノはそう判断をした。
実際、慌ててブロックに飛んできたように見えるブラボーの体勢はバラバラ。
辛うじて足を突きだすような形でボールに触ろうとしており、最悪オウンゴールになりそうなブロックだったのだ。
故に、彼はこの後、自らの身に降りかかる災難をこの時はまるで予期できていなかった。

ブンッ!!

勇儀「? なんのつもりだい?」
こいし「キャプテン!」

迫りくるシュートを前に、ブラボーは何故かその右足を大きく振りかぶりボレーシュートの姿勢を取った。
そのフォームを見て勇儀は首を傾げ、こいしはブラボーを鼓舞するように名を呼んだ。

魔理沙「……あいつも使いやがるのか」
霊夢「こりゃまた……厄介」

映姫「ふむ……中々の美しいフォームです」

観客席のその"技"を知る者は、そのフォームを見た瞬間にブラボーの狙いを理解した。
そして、次の瞬間――――。

フィールドに立つ選手、観客席の観客、実況席の実況は――唖然とした。


0ch BBS 2007-01-24