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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】
[627]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2011/11/27(日) 01:39:10 ID:???
三杉「……! 久しぶりに見たが……相変わらず馬鹿げたシュートだ……!」
次籐「まさか……ただ助走をつけて思いっきりボールを蹴り抜くだけタイ!?」
藍「その通りだ……星熊勇儀のその真の恐ろしさは、ただそれだけのシンプルなシュートが強力なものとなるという点。
……鬼らしい、なんとも豪快で力任せなシュートだよ」
若島津「(ここにいてもわかる……! あのシュートは……俺には取れん!!
あれは……あれの前じゃ、日向さんのネオタイガーショットなんてかわいく見える程だ!!)」
日向「…………!」
レミリア「相変わらずふざけたシュートだ……! やはり東洋の鬼は野蛮だな」
シュナイダー「だが……どれだけふざけたものだろうと、ゴールに入れば同じ事だ。
記録にはふざけたシュートとも汚いゴールとも残らない」
神奈子「ミューラー君、アレ……止められると思うかい?」
ミューラー「……当然だ。 俺に防げぬシュートなど、無い」
幽々子「(……"あれだけの距離があれば"、でしょうけどね。
流石に至近距離で撃たれては、ミューラー君でも弾くのが精いっぱいの筈だわ……)」
観客たちの中にいる優れたストライカー、或いはゴールキーパー達は、そのシュートフォームを見ただけで確信をした。
この勇儀のシュートは、間違いなく今大会でも屈指の威力なのだと。
完全にフリーの状態でなければ撃てないという制約があるものの、その代償を補って余りある威力を持つシュートなのだという事を。
そして、その確信を持った次の瞬間に――勇儀はその右足をただただ強く打ち下ろし、蹴り抜いた。
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0ch BBS 2007-01-24