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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[716]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/29(火) 01:33:27 ID:???
反町「(…………………………パルスィじゃなくて、静葉さんを起用?
    それにヒューイと咲夜さんのダブルボランチ!? 一対一に強そうなFWがいたのに、咲夜さんがDFじゃないのか!?
    何よりFWが……リグルがいない……!)」

これを見て、反町は魔理沙が悪意を持ってこのオーダーを組んだのかと疑心を抱いた。
元々魔理沙の事を忌み嫌う反町が、疑うのも致し方の無い事である。
何せこのオーダーの中にはもはや自称・エースの自称の字を取っていい程の実力をつけたリグルの名も。
ドリブラーとしての実力は幻想郷Jrユース内でもトップクラスのパルスィの名も無かったのだ。
リグルを過小評価する魔理沙が、わざとこういうフォーメーションを取ったとしても何ら不思議ではない、と反町は考える。

魔理沙「……本当は妹紅あたりも入れ替えた方がいいかと思ったんだがな」
反町「ハァ!? なんで妹紅さんを!?」

そして、魔理沙の次の発言を聞いて反町は思わず驚きの声を上げた。
咲夜には負けるが、正規のDFの中ではトップクラスの実力を持つ妹紅。
彼女を外す意図が、当然ながら反町には読めない。

反町「……これ、輝夜さんに話したんですか?」
魔理沙「そりゃルール違反だろ。 私は単にキャプテンさんのご参考になるように、と一考したスタメンを見せに来ただけだぜ?」
反町「………………これも、ルール違反ギリギリでしょう」
魔理沙「ギリギリなら問題ねぇな。 違反してねぇんだから」

ようやく落ち着きを取り戻した反町は魔理沙にこれを輝夜には見せたのかと問うが、魔理沙はそれに首を振って否定した。
兼任コーチであるパチュリーならばともかく、一選手の魔理沙が監督である輝夜に対しスタメンに口を出す権利は無い。
あくまでもキャプテンの反町に見せただけというなら……それはまだ、グレーゾーンの範疇であった。

魔理沙「……ま、それを輝夜に言うも言わないも自由だ。 好きにしな。 私はもう寝る。 おやすみ、と」
反町「………………」

反町が黙りこくる中、魔理沙はあくびを一つしてから手を振りつつ自室へ戻っていった。
後に残った反町は、しばらくその紙を見つめた後……無言で折りたたんでポケットへと入れ、輝夜の部屋へと向かった。


0ch BBS 2007-01-24