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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[780]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/12/01(木) 01:23:57 ID:???
日向「………………」
天子「おいィ? どうして私が折角コーチに付き合ってあげてるのにボーッと突っ立ったまんまなんですかねぇ?
   さっさと練習はじめないと、眠る時間が無くて私の寿命が睡眠不足でマッハ」
日向「うるせぇ……俺に指図をするんじゃねェ!」
天子「まただよ(笑)」

そして、この翼の新シュートの会得で更に焦りを抱いたのは全日本のエースストライカー、日向小次郎である。
これまでにこの大会、合宿を通じて数多のストライカーのシュートを見てきた日向。
ウルグアイの勇儀の三歩必殺、イタリアのフランドールの495年目の波紋、西ドイツのシュナイダーのファイヤーショット。
同じく西ドイツのレミリアのマスターオブレッドサン。
……幻想郷の反町のオータムドライブ、リグルのライトニングリグルキック。
いずれも己が開発をしたネオタイガーショットと同等か、或いはそれ以上のシュートばかりだった。

日向「(俺の力は……俺の力はこんなもんか……!? 違う……! 断じて、違う……!!)」

日向小次郎は誰よりも力を信じる者である。
それは彼にとって殆どが暴力であったし、或いは財力である時もあった。
だが、総じていえば結局の所力である。
力さえあれば、弱い者は強い者に尻尾を振るしかない。それが彼の持論であり帝王学。
しかし、今の日向には力は無かった。
勿論、彼の持つネオタイガーショットは全日本でも屈指の威力を持つシュートであり、彼がエースストライカーなのは誰から見ても確か。
それでも彼は納得をしていなかった……自分の力ではまだ足りないと思っていた。
彼はトップクラスではなく、トップでなければ気が済まなかった。

天子「苛々するのは勝手だけど、せめてボールぐらい蹴ったらどうですかねェ?
   相手が突っかかってきてもこういう大人な対応でアドバイスできるのが、天人の人気の秘訣かも(謙虚)」
日向「…………」


0ch BBS 2007-01-24