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【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】


[94]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/13(日) 23:46:34 ID:???
>★永琳→  スペード6 ドリブル 57 +(カードの数値)+(加齢なドリブル+3)=66★
>★ヒューイ→  JOKER タックル 58 +(カードの数値)+(人数差補正+1)+(ぎゅぎゅーんタックル+3)=77★
>★穣子→  ハートA タックル 54 +(カードの数値)+(人数差補正+1)=56★
>≦−2→幻想郷ボールに。
>※ヒューイがJOKERを出しましたが、既に成長限界なので覚醒をしません。
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永琳「(豊穣の神はともかく、この妖精は異常なまでにタックルが上手い――恐らくは、あの十六夜咲夜にも負けず劣らないわ。
    なら、ここは無闇に突破を仕掛けるなどという愚は犯せない……。
    じっくりと慎重に相手の隙を見出さなければ……)」

八意永琳はドリブラーであったが、しかし、そのドリブルの実力は決して幻想郷でも最高のドリブラーとは言えなかった。
無論、知識に裏打ちされたフェイントの巧みさや緩急織り交ぜた老獪なドリブル。
ディアスのそれにも似たアクロバットなドリブルなど、ドリブル技を幾多も持っていたものの……。
それでも、水橋パルスィや射命丸文のようなドリブルを最大の武器とする選手達には一歩劣る実力しか持っていなかったのである。
だが、彼女には冷静に状況と彼我の実力差を分析し、それによってプレイを成功させるだけの頭脳があった。
故に、永琳はヒューイの隙を見出そうと神経を研ぎ澄ませるのだが……。

タタタタッ ズシャアアアアアアアッ!!

永琳「ッ!?」
ヒューイ「ぎゅいぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいい〜んっ!!」

バシィィイイイッ!!

ヒューイ「やった〜、取った〜」

それをあざ笑うかのように、ヒューイはボールを素早くスライディングタックルで掠め取った。
そのスライディングの速度は永琳が一歩も動けず、周囲の者たちですら知覚出来ない程のもので。
ヒューイがボールを奪い取ってから数秒、フィールドは沈黙に支配をされた。


0ch BBS 2007-01-24