【マモノを】キャプテン霊夢16【祓いましょう】

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[516]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ ：2011/12/24(土) 18:59:11 ID:f9ahFKzA
「……」「……」「……」

スタジアムに静寂が訪れる。観客全員が夢でも見たかのような表情している。
そして、一泊遅れて、割れんばかりの歓声と悲鳴にフィールドが包まれる。

ワァアアアアアアアアアアアアアア！！！？？？

キャアアアアアアアアアアアアアアアア！！？？？

天狗Ａ「き、決まったー！パルスィ選手のダイレクトシュートがマリオとヨッシーＦＣのゴールネットを揺らしたぁ！
　　　　前半４分、地底フリーフォールズが早くも得点に成功！これで差は３点に広がりました！
　　　　し、しかもゴールを決められたのは、これまで２大会続けて一本のシュートも許さなかった因幡心選手！
　　　　私自身、目の前の光景がまだ信じられません！マリオとヨッシーＦＣ、これはかなり苦しい展開です！
　　　　果たしてここから逆転する事が出来るのか！？」

「心ちゃんが……決められた！？」「しかもパルスィが決めたぞ！？」「おいおい、これひょっとして……」
「し、信じられない……」「嘘だと言ってくれ、心ちゃんー！！！」

因幡心はこれまで出場した公式戦全てにおいて１本のゴールも許す事はなかった。
その事実はどんどん肥大化していき、観客達は半ば心を神格化しているような所があった。
それだけに、目の前の光景が信じられないのだろう。

翼「ゴールを奪えないキーパーなんていない。それだけの事だよ」

松山「……あんな小さな子２大会も続けて無失点を続けただけでも十分凄いんだ。
　　　余りプレッシャーに感じ過ぎないと良いんだが……」

盛り上がるスタンドと実況を余所に、ある意味冷たい言葉を言い放つ翼。
一方、松山はゴール前に膝と手をついたまま項垂れている心を見て、心配そうに言う。
外の世界のサッカー選手である彼らは、キーパーがいつまでも無失点を続ける事など
到底不可能だということをよく知っているのだ。

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0ch BBS 2007-01-24