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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
[310]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/12/10(土) 17:30:24 ID:???
バンビーノ「ならば我々はラインを上げ、早めのチェックで敵を潰していくしかない・・・
敵のシュート数を1本でも・・・可能であればゼロに抑える為にな。
これ以上効率的で理論に適った戦術は、少なくともオレには考えられない。」
三杉「ふむ・・・・・・・・・」
バンビーノ「言い換えれば、だ・・・この戦術で勝てない相手ならば、今のオレ達では到底敵わん。」
三杉「なるほど、判った。」
バンビーノの回答を聞き、三杉は納得せざるを得なかった。
修正案が思いつかない・・・その理由は実に単純な事だったのだ。
今よりも的確で効果のある戦術が他にない、修正しようがないだけだったのだ。
三杉(この戦術で勝てない相手なら、今の僕達では到底敵わない相手・・・?
そんなバカな・・・あんな戦術でも何でもないような、ハンデを負って闘っているような相手に?
僕たちフィオレンティーナは、戦術とチーム力でイタリアNo.1を勝ち取ったのに・・・?)
幾つもの疑問がグルグルと三杉の頭を巡る。
ゲームの流れを相手に譲っているのは、まだ自分達の力を全て引き出せていないから・・・
もっと良い、正しい、勝つための戦術が他にある・・・三杉はそう願っていたのだ。
その後も三杉は一人で何か妙案がないかと考えを巡らせ続けたが・・・
何も思いつく事はなく、気付けばハーフタイムは終わりを告げていた。
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0ch BBS 2007-01-24