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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
[33]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/12/01(木) 17:12:03 ID:???
ジョアン『人間は感情を押し殺す事は出来ない、どんなに意志が強くても抑えきれない時はあるのだ。
それを先ずは受け入れ、どうすれば良いかを私と考えていこう、
フィールドに感情が入り込む余地を最小限にする方法は必ずあるのだから。』
こう言ってくれたジョアンの言葉を、その顔をフィッツウォルタは決して忘れない。
『自分で処理しきれなくなった感情は、自分だけで処理しようとはしない事だ。
そもそもお前は自分一人なら感情には流されない…なのに何故、感情に流されるという事が起こる?』
そうジョアンに問われた時、何も答えられず恥ずかしかった事をフィッツウォルタは忘れない。
ジョアン『それはな…相手が居るからだ。 敵、味方、時には審判…サポーターでさえもな。
相手≠ヘ悪意の有無に関係なくお前の集中を乱し、感情を掻き立ててくる。
だがそれは、お前が自分以外の人間に敬意を払っていないからだ。
周囲の人間にリアリティを感じられず、ゆえに全てに理不尽さを感じてしまう。』
ジョアンに自らの冷たい機械のような本質を見抜かれ、恥と不安に震えた事をフィッツウォルタは忘れない。
…或いはジョアンの他にも見抜いている者が居たかも知れない。
しかし真正面から目を見て、フィッツウォルタにそれを告げる者は他に居なかった。
ジョアンはフィッツウォルタに人としての在り方を、戒律を教えてくれたのだ。
やがてあの時感じた恥≠フ一言一句は熱≠帯び、フィッツウォルタに息づいた。
いつしか彼は、焦燥を感じる時はあっても、周囲に理不尽さを感じる事はなくなったのである。
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