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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】
[429]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2011/12/19(月) 16:04:46 ID:???
ジョアン(アルシオン、お前はいつの間にあんなシュートを・・・?)
呆然とフィールドを見下ろしていたジョアン・・・彼はやがて天を仰いだ。
そこに見えるのは天井であり、空はない。 ・・・無論、星など見える筈もない。
愛弟子の成長が自分の予定を超える物であった時、それは師としては至上の喜びに違いない。
・・・だが今のジョアンには目の前の光景を素直に喜べなかった。 何故ならば・・・
ジョアン(お前の本当の才能は・・・違うのだ・・・)
ジョアンはアルシオンと共にした9年の時を経て、彼の才能と限界を知り尽くしているつもりだった。
そのジョアンの目から、先程のアルシオンの超絶なるシュートは到底考えられなかった。
彼の見て来たアルシオンはシュナイダーではない・・・純粋にストライカーの神に愛された者では在り得なかった。
先程のシュート・・・・アルシオンがパワーだけでかの威力に達するとしたら・・・それは彼が全盛期に至った時か。
・・・そう、まるで今のアルシオンはその才を前借りするような・・・
バカバカしい考えだが、彼がそんな無茶な行為をしたみたいにジョアンには見えた。
『だがそれもまた自分の愚かな過信なのかも知れない。』
『アルシオンは自分の掌に収まらない才だっただけ、自分の直感は杞憂かも知れない。』
自信と生き甲斐を同時に喪失したジョアン・・・彼は今のを最後に、思考をシャットアウトする決断をした。
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0ch BBS 2007-01-24