※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】


[429]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/12/19(月) 16:04:46 ID:???

ジョアン(アルシオン、お前はいつの間にあんなシュートを・・・?)

呆然とフィールドを見下ろしていたジョアン・・・彼はやがて天を仰いだ。
そこに見えるのは天井であり、空はない。 ・・・無論、星など見える筈もない。
愛弟子の成長が自分の予定を超える物であった時、それは師としては至上の喜びに違いない。
・・・だが今のジョアンには目の前の光景を素直に喜べなかった。 何故ならば・・・

ジョアン(お前の本当の才能は・・・違うのだ・・・)

ジョアンはアルシオンと共にした9年の時を経て、彼の才能と限界を知り尽くしているつもりだった。
そのジョアンの目から、先程のアルシオンの超絶なるシュートは到底考えられなかった。
彼の見て来たアルシオンはシュナイダーではない・・・純粋にストライカーの神に愛された者では在り得なかった。
先程のシュート・・・・アルシオンがパワーだけでかの威力に達するとしたら・・・それは彼が全盛期に至った時か。
・・・そう、まるで今のアルシオンはその才を前借りするような・・・
バカバカしい考えだが、彼がそんな無茶な行為をしたみたいにジョアンには見えた。

『だがそれもまた自分の愚かな過信なのかも知れない。』
『アルシオンは自分の掌に収まらない才だっただけ、自分の直感は杞憂かも知れない。』

自信と生き甲斐を同時に喪失したジョアン・・・彼は今のを最後に、思考をシャットアウトする決断をした。



名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24