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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】


[563]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/12/27(火) 16:32:17 ID:???

> F ドライブシュートを撃つ為にバックパスさせる。(三杉のガッツ:615/890)
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シュートに行ける形にまでは持って来れた。
だが話はここから…クスタとレビタンのブロックを潜り抜け、まだ見ぬサビチェビッチを抜かねばならない。
喩えブンナークが絶好調であっても、この全てをクリアするのは至難の業…
正確な見積もりではなかったが、三杉はその様に認識していた。

三杉「(そう、まだだ…! ブンナークの力が必要なのはこの先の筈だっ!)
    戻せブンナーク! ここは僕が撃つからねじ込みを狙うんだ!!」

ブンナーク「なにっ!?」

そんな状況を顧て、三杉は大声で指示を出していた。
ブンナークが戸惑いを見せたが、それは当然盛り込み済み…。
それでも三杉には只シュートを撃つだけでゴールを決められる相手とは到底思えなかった。

ブンナーク「チッ、仕方ねえ…!」 ポスッ

グズグズと判断に迷う時間はないと判っているのか、ブンナークは渋い顔をしながらも即実行。
意図が読めずとも、彼にとって三杉の判断は信頼に値していた。
彼等はそれだけの関係を築いてきた。

三杉(距離はある…そのまま決まるとは思えない。
    だがこれが捨石に過ぎなくとも、やりようによっては布石に変えられる筈だ!) ブワァァァァ

確信は無かった。
それでも迷いと躊躇いを振り払い、三杉はその脚を振り上げていた。



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